学校行事の中でも一番大掛かりな行事といえば文化祭といえるのではないでしょうか。
クラスや仲間と一緒になって楽しい思い出を作れるイベントですよね。
文化祭を盛り上げるためにさまざまな工夫を凝らすところもあると思いますが、企画の段階で頭を悩ませることもあるでしょう。
文化祭の企画でさまざまな疑問が出てくるのではないでしょうか。
文化祭の企画で人気なのは何か?
文化祭を盛り上げるためにはどうすればいいか?
企画を成功させるための秘訣とは?
模擬店を出すときに気をつけるべき点はなにか?
いろいろなことを思い浮かべながら文化祭を盛り上げるために試行錯誤している人もいることでしょう。
自分たちはもちろん、来てくれたみんなが楽しんでもらえるような文化祭にしたいという気持ちが大きいと思います。
今回、当ページでは、高校生の文化祭出し物で注目が集まる企画10選をご紹介します。
文化祭の出し物でアイデアに行き詰まり悩んでいる方は、是非、参考にしてください。
高校の文化祭の魅力とは何
学校内の生徒はもちろん、一般の人たちも見に来てくれる高校の文化祭は中学の時とはまた一味違う一大イベントになります。
他校の生徒も見にくるので一つの交流の場ともなり、時には出会いを求めたりという事もあるかも知れません。
文化祭の内容も中学とは違って生徒たちが作り上げていくので、かなり自由な企画が立てられるようになります。学校側よりも生徒が主導しているだけ、出来上がるまでかなりの労力が必要になってきます。
文化祭の出し物をより良いものにするためには、企画力や実行までの労力が必要になってきますが、まずはクラスの団結力が重要になるといえます。意見を出し合い工夫を凝らして成功したときの喜びや達成感もひとしおといえることでしょう。
高校生活の楽しかった思い出の一つとして文化祭の出し物に力を注いでいくことによって培った努力や経験が、その後の腎人生に大きな影響を及ぼすかもしれません。
文化祭の出し物を決めるポイント
まずは出し物を決めることから始めますが、出し物によって進め方が違ってきますので、この決める段階が一番難しいといえます。いろいろな意見を出し合い、参考にしながら皆が納得できるようにまとめなければなりません。
以下では、文化祭の出し物の決め方についてご紹介します。
アイデアを出し合う
まずは役割分担をします。5~6人程度の少人数のグループに分かれて各グループごとに進行係と書記を決めます。
進行係を中心に、グループ内で意見やアイディアを出し合い、書記係は出された意見を記録しておきます。
出たアイデアを選ぶ
次に書記が記録した意見を分類ごとにまとめていきます。内容が重なっているものや、実現するのは困難と思われるものは除外していきます。
アイデアを絞り込む
ブレインストーミングを行います。ブレインストーミングとは、集団でアイディアを出し合うことで一人では考えつかない発想を組み合わせてアイディアが生まれることを期待した会議手法のことを言います。
出されたアイディアを付箋に一つずつ書いていきます。似た様なアイディアをグループにしていき、それを繰り返しながら10くらいに絞り込みます。絞り込んだアイディアの相関性を書いていき、全体の関係性を文章にしてまとめます。
マインドマップを作り理想の出し物をイメージする
課題を決めて黒板やホワイトボードなどの中心部分に大きな字で課題を書きます。その周りに文化祭でやりたい出し物を書き出していきます。
出し物のジャンル別に色分けをしていくとわかりやすくなります。
書いたものの関連性があるもの同士を線でつないでいきます。その中でも実現性が高いものや誰もが喜んでもらえるようなものを太く強調します。
このようにしていくとやりたいものの主題がはっきりするので、イメージが沸きやすくなってきます。
アイデアをプレゼンする
各グループでやりたいものが決まったら、別のグループに向けてのプレゼンを行います。
プレゼンで自分たちのやりたい出し物のメリットや考えられる問題点、他のクラスとの差別化などをわかりやすく説明していきましょう。
質疑応答の時間を作る
プレゼンの後に各グループからの質疑応答の時間もあらかじめ設けておきます。質疑応答で他のグループからの理解度が深まるので、前もって想定される質問に対して的確にする回答できるように準備しておきましょう。
無記名投票で決める
すべてのグループのプレゼンが終わったら、自分がやってみたい出し物を一つだけ選んで投票で決めます。
無記名投票は拍手や挙手に比べて、他人の顔色を気にしなくてすむ公正なやり方といえます。
高校生の文化祭出し物で注目が集まる企画10選
出し物の企画ができたら、出し物の内容について楽しんでもらえる内容なのか、また安全性の問題はないかなど、クラスの担任や他のクラスの人などにチェックしてもらうことも必要です。
それでは、高校生の文化祭出し物で注目が集まる企画10選についてを具体的に紹介していきます。
迷路
迷路はアイディア段階から盛り上がります。作る側も参加する側も大いに楽しめます。なかなか抜け出せないのが楽しいので、なるべく難しい迷路を作るように工夫しましょう。
化学実験
楽しい科学実験の体験コーナーも盛り上がります。小中学生も楽しめる内容のものなどたくさんあります。「巨大空気砲」「水ロケット」「スライム」など簡単に作れるものでも良いでしょう。
スタンプラリー
スタンプラリーは学校全体を使うようにすればそのまま学校紹介にもなり、他のクラスにも協力をもらいながら連携も生まれてきます。
スタンプを集めてプレゼントを用意したり、模擬店の無料券をあげたりすると良いでしょう。
錯覚の部屋
トリックアートは誰でも楽しめるアトラクションの一つです。絵の得意な人がいると、クオリティーが上がるかもしれませんね。
まっすぐ立っているのに斜めに立って見える部屋や、恐竜に食べられそうになるポーズを写真に撮るなど、いろんな楽しみ方があります。
謎解きゲーム
謎解きゲームは最初に参加者にヒントを与えてそのヒントを頼りに場所を探し回るというゲームです。学校全体を使ってゲームを仕掛けてみましょう。
最終ゴールに宝箱を置いておき、中に賞品を入れておくようにします。さまざまなパターンを考えておけば、何度でも挑戦できるようになります。
お化け屋敷
文化祭の出し物の中でも人気があるのがお化け屋敷です。
教室を改造したり、理科室を利用したりなど、アイディアの段階から盛り上がるようになります。悲鳴が上がれば上がるほど、仕掛け人にとっては達成感が上がることでしょう。
カジノ
誰でも楽しめるようなゲームや本格的なゲームなど用意しておきましょう。参加者に専用のコインを渡しておき、コインを10枚集めると景品がもらえるようにしておくと参加者もやる気を出していくので盛り上がります。
演劇
クラスで一つになれる出し物です。演出や演技する人、衣装や舞台を作る担当など分担していくので、クラスのみんなが参加できます。部活が忙しい人にはあえて一言の台詞を言うだけにするなどして、全員が関わるようにすることができます。
ダンス
みんなが一つになれるのがダンスです。放課後に一緒に練習を重ねるごとに一致団結できるようになり、当日は大いに盛り上がること間違いなしです。
文化祭が終わった後も皆が仲良くなり思い出に残ります。
模擬店
模擬店は文化祭でもかかせない盛り上げ役の出し物といえます。元気に呼び込みすることによって活気づくようになります。
しかしやるからには売れるものを出さなければ意味がありません。
模擬店でも人気のあるものは「焼きそば」「フランクフルト」「ポップコーン」「チュロス」です。暑い時期でしたらかき氷も人気があるのでたくさん売れば、原価も安いのでたくさん利益を出すこともできます。
文化祭の出し物で食べ物を扱う際に注意しておきたい点5つ
文化祭で模擬店は誰もが楽しみにしている出し物と言えます。メニューを考えたり、接客したりするのも楽しくなりますよね。
ただし、食べ物を扱う上では、注意しておかなければならないことがあります。
文化祭の出し物で食べ物を扱う際に注意しておきたい5つの点を具体的にご紹介します。
決められた場所で調理をする
調理するのに適した場所で調理を行いましょう。外での調理は土ぼこりなど衛生的に良くないのであまりおすすめできません。食材もきちんと適した場所に保管することが大切になります。
食中毒を出さないように注意する
一番に注意しなければならないのは食中毒です。食材の管理や手洗いの徹底など、衛生面での管理をきちんとしておくことが重要になります。
衛生面を専門にチェックする担当を決めたり、チェック項目を開店前に皆で確認をするなどしておきましょう。
食材をきちんと保管する
メニューによっては多くの食材を用意しておく必要があります。食品は冷蔵保管が基本です。
特に陽のあたる場所に食材を出しっぱなしにしてしまうと食材が早く傷み、食中毒の原因にもなりますので、注意が必要です。
体調不良のときには調理はしない
体調が悪い場合は調理はしないようにしておきましょう。発熱や下痢、吐き気といった症状が出る場合は特に注意が必要です。雑菌が食品に混入する危険性があり、食中毒を起こしやすくなります。
火の取り扱う際には十分気をつける
焼きそばやフライドポテトなどの調理にはガス器具を使う場合があり、火の取り扱いに注意しなければなりません。
レンタル品を使う場合は使用方法をきちんと聞いておき、正しい使い方をするようにしましょう。また、後始末のチェックも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
たった3年しかない高校生時代の楽しい思い出となるように、文化祭を盛り上げるために一役買ってみましょう。
今回、以下のように文化祭の出し物の決め方をご紹介してきました。
- アイデアを出し合う
- 出たアイデアを選ぶ
- アイデアを絞り込む
- マインドマップを作り理想の出し物をイメージする
- アイデアをプレゼンする
- 質疑応答の時間を作る
- 無記名投票で決める
また、以下のように高校生の文化祭出し物で注目が集まる企画もご紹介してきました。
- 迷路
- 化学実験
- スタンプラリー
- 錯覚の部屋
- 謎解きゲーム
- お化け屋敷
- カジノ
- 演劇
- ダンス
- 模擬店
さらに、以下のように文化祭の出し物で食べ物を扱う際の注意しておきたい点もご紹介してきました。
- 決められた場所で調理をする
- 食中毒を出さないように注意する
- 食材をきちんと保管する
- 体調不良のときには調理はしない
- 火の取り扱う際には十分気をつける
高校の文化祭は作り上げる課程がとても大切になります。みんなで作り上げることによって団結力や企画力、行動力などが養われてきます。
文化祭をみんなと一緒に作り上げていくという経験が、その先の社会人としての生活に生かされていくようになります。